2011年度の九州高校総体は、初の男女アベック優勝することが出来ました。総体の戦評を簡単に報告します。

女子の予選は強豪が集まるパートとなった。
 前年度優勝の小国、強豪鹿児島の川薩清修館、新人戦(選抜)優勝の玄界

予選リーグの18日(土)1試合は、雨が強く降るなかで樋脇(現:川薩清修館)との戦い
一つ前の試合では、小国と玄界(1vs1)が引き分け、ここで勝てば勢いにのる大事な試合となった。
前半早々に1年生エースがヒットシュートで先制し優位に進めていたが・・・・
後半も右からの展開で再三のチャンスをつくるが、樋脇の守備が堅く、なかなかゴールを奪うことができない。
逆に、PCを与えリバウンドを押し込まれ1−1の同点となる。
その後も攻め続けるがゴールは割ることはできず同点のまま試合終了。
勝ち点【1】をあげるが4チーム共に、勝ち点【1】となる。

予選2試合目は前年度優勝の小国、優勝候補筆の玄界と引き分けたチームである。
この試合も強い雨が降る、人工芝にも水溜りができるほどの雨となった。
前半は共に互角の戦いであったが、終盤にPCのチャンスで強烈なヒット(2年)をゴール右隅に突き刺し先制点をあげた。
また、前半終了間近には、パスを受けたLW(1年)の選手がキーパーを落ち着いてをかわし、追加点をあげ優位に進める。
後半は開始早々に、1点を許したが、再びPCで追加点を上げた。これで勝ち点【4】他チームを1歩リードする。


予選3試合目は、19日(日)この日は昨夜から記録的な豪雨が降り人工芝も最悪な状態であった。
一つ前の試合では、玄界と樋脇が引き分けており、玄界との試合を勝てばインターハイ出場が決まる
大事な試合となった。      玄界もここで落とせば予選落ちとなるため全員攻撃を仕掛けてきた。
予想通りに攻め込まれる展開ではあったが、前半終盤に伊万里が1チャンスをものにした。
サークルトップでパスを受けたキャプテン(3年)が気迫のシュートをゴール片隅に見事に決めガッツポーズ!
後半も捨て身で攻撃してくる玄界に対し、伊万里は体を張り、血を流しながらも防戦した。
その結果、1−0で勝利し2年ぶり26回目のインターハイ出場を決め、皆が抱き合い、嬉し涙を流した。

決勝戦 20日(月)は早朝から雷が鳴り不穏な天気となったが試合開始には雨も上がり絶好のコンディションとなった。
決勝の相手は、宮崎の高鍋高校、予想通り、Bパート1位で上がってきた。
1月の新人戦では、延長Vゴールで惜敗しており、リベンジ戦でもあった。

押しつ押されつつの互角の戦い、ピンチも多くあったが3年生のGKを中心としたDFがゴールを死守。
後半15分に投入された今大会のラッキーガールがこの試合でもPCからゴールを決め先制する。
その後も、スルーパスを受けレフトからドリブルでDFをかわし、GKとの1対1、倒れこみながらも執念のゴールを決めた。
22年ぶりとなる優勝を笑顔で掴み取った、学年を隔てたチーム全員の勝利であった。


男子予選は、宮崎県立門川高校と15対1、福岡県立玄界高校と12対0、大分県立玖珠農業高校と17対0で
無難に3勝をあげ、Aパート1位となり5年連続の23回目の全国大会出場を決めた。

男子決勝は、鹿児島県川薩清修館高校との戦い
前半早々2点を奪われ厳しい展開となったが、前半終了間際にドリブルで持ち込み1点を返した。
後半の立ち上がりは、普段の伊万里のホッケーを取り戻し、早い時間に2点を返し3対2と逆転した。
しかし、ここから点の取り合いとなり、4対4の同点のまま終盤を迎える。
延長かと思われた、試合終了3分前に奇跡的なゴールが左隅に決まり、九州大会3連覇を達成した。